「1年生の教室だけではなくて、他の教室や2階、3階にも行ってみたい。」
「たぶん、屋上もあるはずだから行ってみたら、何か発見できそうだよね。」
附属小学校についてもっとくわしく知りたいと思うけやき学年の子供たちです。
そのような思いをきっかけに、学校の敷地内や校舎の中を探検する生活科の学習が始まりました。
探検前、子供たちにどのような部屋があるのか予想を尋ねてみると、
「たぶん、2階に6年生の教室があると思う。」
「いや、お兄ちゃんは6年生だけれど、3階って言ってたような気がする。」
「見たことないけれど、プールは屋上にあると思う。」
「僕の家から見えるけれど、プールは屋上ではなくて、外にあったよ。」
「え、どっちなんだろう?」
様々に予想する子供たち。出し合った予想が違うことから、実際に探検して本当の場所を確かめてみたいという思いが高まっていくのが伝わってきました。
探検の約束を確かめると、いよいよ学校探検スタートです。
学校探検では、自分の予想したことを確かめようとする姿や、映画館のような教室に大興奮する姿、お兄さんやお姉さんの学習する姿をじっくりと観察するなど様々な姿が見られました。
探検終了時間になり教室に戻ってくるやいなや、
「プールは1階だったよね。」
「理科室にがいこつがあってびっくりしたよ。」
「屋上は、かぎがかかっていたから行けなかった。」
など、探検を通して感じたことや考えたことを友達に一生懸命に語る姿が印象的でした。
さらに、自分たちの発見したことや気付いたことを交流する中で、校長室や職員室など部屋の中の様子を見ること難しい場所をもっと調べてみたいという意見が挙がり、後日、自分たちが調べてみたい場所を選び、その部屋を使用する先生たちにインタビューすることになりました。
自分たちの知りたいことを自分たちで調べたり、学級で生まれた疑問を皆で解決しようと試行錯誤したりする姿がたくさん見られた学校探検になりました。